「10億件の学習データが教える 理系が得意な子の育て方」、めちゃくちゃ読みやすく、気が付いたら1日で読んでしまいました。
これは、小学生前後の子を持つ親に、ぜひ読んでほしい1冊です。
私は、小学校のころ得意だった算数が、高学年でいつの間にか苦手教科になっていました。
そこから克服できず、並行して理系の教科が苦手になり、勉強嫌いになった過去があります。
あの算数の壁にぶつかったとき、この本があればつまづきを克服し、挽回することができたと思います。
- 算数が苦手
- 子供に算数を教える自信がない
- 理系が得意な子になってほしい
こんな思いを抱える親御さんは、「10億件の学習データが教える 理系が得意な子の育て方」を1読されると、子供の勉強に対する接し方の悩みがフッと軽くなるはずです。
ショッピングサイトのレビューも参考にしてくださいね▼
この記事では、「10億件の学習データが教える 理系が得意な子の育て方」を読んだ感想・レビュー、本の概要について書いています。
読んでみた感想|この本は、数学が苦手な親の救世主かも
子供に算数を教えるのが苦手、自分自身も算数が苦手、そんな人でも子供に算数を教えられるようになる「教え方のヒント」が満載の1冊でした。
「他のどの教科が苦手でもいいので、算数だけは苦手にさせてはいけません」
引用:10億件の学習データが教える 理系が得意な子の育て方(3ページより)
本の冒頭で、算数の重要性が書かれていましたが、その理由が算数が苦手な私にはかなり納得できるもので、食い付くように最後まで読み切っていました。
本を読んで感じたことはいろいろありますが、特に次の3つのことが重要だと考えさせられました。
- 算数に対する親の意識改革が必要
- 学年ではなく単元って考えが大事
- 子供の勉強に対して親が足を引っ張らない
それぞれ解説していきます。
算数に対する親の意識改革が必要
「宿題は学力にマイナスの影響を及ぼす」ともいわれているのです。
引用:10億件の学習データが教える 理系が得意な子の育て方(63ページ)
まず、「理系が得意な子の育て方」には効率の悪い学習法や成績を下げるきっかけ、算数が苦手になり下がった成績を上げることの困難さについて書かれていました。
小学校の算数に対する考えが甘かったと感じる部分があったり、子供の勉強に対する間違った思い込みをしていることに気付かされる衝撃的な内容でした。
上で引用している宿題の件もそうですが、他にも「早めにこの本に出会っていてよかった」と思える勉強の落とし穴が理解できたので、本を通して子供が勉強していく上での親の心構えができますね。
また、算数の成績が子供の将来にどう影響を与えるのか、その重要性についてもデータで詳しく書いてあり、「私自身ももっと算数に力を入れて勉強しておくべきだった」と感じました。
学年ではなく単元って考え方が大事
「立方体と直方体」の単元を習うときには、最初に立体を習った頃からおおよそ2年の月日が流れているわけです。
引用:10億件の学習データが教える 理系が得意な子の育て方(178ページ)
私が算数が苦手だったのを克服できなかったのは、この単元の考え方が抜けていたからだったのか!とハッとしました。
確かに小学校の授業では、図形や位、単位などの単元を並行して学習していきます。
つまり、単元ごとに見ると、前に学習したその単元の内容が1学年と言わず、2学年以上前の可能性だってあるわけです。
単元についての考えが薄いと、つまづいたときにどこまで戻って勉強し直せばいいのかがわかりません。
その学年の最初からやり直したとしても、つまづきの単元とは別の単元だったら、克服することはできませんよね。
そこで、本の180ページで出てくる「単元の繋がりの表」がかなり使える!!
「何年生でどんな勉強をしているのか」「単元ごとの繋がり」をわかりやすく書いてあるので、つまづいて復習するときにどこまでさかのぼればいいのかが一目でわかります。
苦手な単元の繋がりを見て、基礎から学習し直せば、理解が深まって自信がつき、苦手を克服できますね。
私も小数点でかなり戸惑った思い出があるので、あのとき小数点の計算をひたすらやるより、何学年か前に戻って「位」の基礎からやるべきだったのかも…
「つまづいたらその単元の基礎に戻る」って考え方が大切だったんだと感じました。
子供の勉強に対して親が足を引っ張らない
誰しも、親から「宿題は?」「勉強は?」と言われ、やる気をなくした経験はあると思います。
私もテスト期間や長期休みなど、何度となくこの言葉を言われ、反発したり、勉強するフリしてマンガを読んだりしていました。
親のせいにするのはズルいと思いますが、勉強が嫌いになるきっかけの1つを作るのも親です。
- 他の子と比較しない
- 夜中に勉強させない(夜食NG)
- 計算や解答に量と速さを求めない
- 勉強が苦手というレッテルを貼らない
- 間違いを責めない
- 日常生活で自然に数字に触れる など…
こんなふうに、本を一読しただけで、子供に対する接し方のヒントがたくさんありました。
本では問題を速く解くことを「呪い」と書いてあるのが印象的でしたね。
算数というのは考える力なので、速く解くことで考える時間を奪ってしまうと考えると、「呪い」って言葉はしっくり来ます。
これを読んだとき、発明家のエジソンが思い浮かびました。
エジソンは問題を速く解いてどんどん先へ進むようなタイプではなく、どんな疑問も解明したくなる好奇心を持っていて、授業を中断させまくり、小学校を中退しています。
その後、エジソンの母親が付きっきりで、エジソンの疑問一つひとつに寄り添って勉強しています。
そんな母親の家庭教育のおかげで、発明家としてのエジソンが生まれたそうです。
この本を通して、子供の勉強に良い影響を与えられる親になるヒントを得られたのは大きな収穫でした。
エジソンの母のように、子供のサポートができたら最高ですよね。
10億件の学習データが教える 理系が得意な子の育て方の概要
- 著者:今木智隆
- 出版社:文響社
- 定価:1,628円(税込)
本の内容のおおまかな内容▼
- 子供の苦手をあぶり出す練習問題
- 理系が苦手になるきっかけ
- 単元ごとの学習法
- 算数が子どもの将来にどう影響するか
著者の今木智隆さんは、私が当ブログで紹介している教材の1つ「RISU」を運営されています。
そのRISUの学習データを元に書いてあるので、算数に対するリアルな情報が詰まった1冊です。
算数の本というと堅苦しいのかと構えていましたが、ゲームのRPGなどに例えたりして、かなりわかりやすい内容になっています。
算数の取り組み方についてもたくさん書かれているので、算数が苦手な人でも、これを読めば算数の勉強に対するアドバイスもできるようになるはずです。
しかも途中で練習問題まであるのにはビックリ!
子供に実際に解いてもらって苦手をあぶり出すことにも使えますね。
算数が得意な親も、苦手な親も、子供の将来のために、読んでおくとためになる本ですよ。
10億件の学習データが教える 理系が得意な子の育て方の感想・レビュー まとめ
算数ってのは「考える力」なんだと、当たり前のようですが大切なことだと再認識しました。
私自身、九九をただ丸暗記していたり、問題のパターンを覚えていたり、3年生くらいまで「考える力」よりも「記憶力」で乗り切っていたのも、だんだん算数についていけなくなった原因だったのかなーとも、今になって思います。
「10億件の学習データが教える 理系が得意な子の育て方」には、子供が算数を勉強する上で親が知っておきたいことがデータを元にわかりやすく書かれています。
- 中学受験を考えている
- 理系を苦手にしてほしくない
- 子供の将来の選択肢を増やしたい
このどれかに当てはまる人は、この本を手に取って読んでみると、子供の勉強に対するヒントがあるはずです。
ネットで購入する方はこちらから、販売ページに飛べますよ▼
タブレット教材のRISUもチェック!
この本の著者が運営する算数特化のタブレット教材「RISU」は、無学年制で単元を繋がりで学べるので、通信教育を考えている人はお試ししてみたほうがいいです。
RISU算数の口コミや内容についてはこちら▼
RISU算数を試してみたい!という人は、こちらのキャンペーン特設ページからクーポンコードを入力することで、1週間お試しキャンペーンに申し込めますよ▼

※クーポンは上のページに書いてあるので、それを入力してください。
お試しキャンペーンのみでやめる場合は1,980円がかかりますが、継続して契約される場合は無料になります。
お試しと言っても、実際の契約と同じ内容が学び放題なので、しっかりRISUの教材を体験できますよ。
「10億件の学習データが教える 理系が得意な子の育て方」とRISUの教材で、理系が好きな子になってくれたら嬉しいですね。
コメント