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こんとあき|あらすじ・感想【絵本レビュー】

絵本・雑誌
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絵本好きにも大人気の絵本「こんとあき」のあらすじ・感想・考察を書いたレビュー記事です。

 

「こんとあきを読んだことがない」という人にもわかりやすくあらすじや対象年齢、作者などの絵本の情報を解説します。

 

また、「こんとあき大好きだ!」という人も楽しめるように、私独自の視点で考察を書いていますので、ぜひ最後までお付き合いください。

 

あきという女の子がおばあちゃんに行くだけのお話だと思ったら大間違い!

 

「こんとあき」のあらすじや対象年齢からわかるねらい、あなたが「こんとあき」を読んでどう考えるか、この記事を通して一緒に「こんとあき」を楽しみましょう!

 

この記事はこんな人にオススメ↓

  • 4才~の絵本を探しているひと
  • こんとあきのあらすじが知りたい人
  • こんとあきのねらいや効果が知りたい人

 

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こんとあき あらすじと作者

「こんとあきってどんな絵本?」「有名な本かもしれないけど読んだことない」って人のために、あらすじと作者の情報をまとめました!

作者と絵本の情報

作者は林明子さん人気絵本「はじめてのおつかい」の絵を描いている人ですね。出版は福音館書店、初版1989年、定価は1,300円+税です。

 

こんとあきは1990年の講談社出版文化賞を受賞したスッゴイ本です!

かずちか
かずちか

どんな賞かわかんないけどスゴイ!

ゾウ
ゾウ

絵本賞、さしえ賞、写真賞、ブックデザイン賞の4つの部門がある講談社主催の賞だゾー!

スズメ
スズメ

ゾウさん、詳しいチュンね!!

 

林明子さんの他の作品のレビュー

あらすじ

キツネのぬいぐるみ「こん」は、おばあちゃんに赤ちゃんのおもりを頼まれてベッドの前に座座って赤ちゃんを待っています。

 

うとうとして砂丘の夢を見ていると、人の声がしてオルゴールの音が聞こえます。こんが目を覚ますと、ちっちゃくて可愛い赤ちゃんが!こんは嬉しくて胸がどきどきしました。

 

赤ちゃんの名前は「あき」です。こんをよだれで濡らし、こんの上をハイハイで通り、初めて靴を履いた日はこんの尻尾を持って歩きました。こんはそれでもあきが大好き。一緒に遊んで、あきはどんどん大きくなり、こんは古くなりました。

 

ある日、こんの腕がほころびてしまいます。こんは“さきゅうまち”に帰っておばあちゃんに直してもらいに行こうとすると
「わたしも つれてって」
とあきが言いました。

 

2人は駅のホームから電車に乗ります。こんは窓のほうにあきを座らせ、途中で停車した駅でお弁当を買いに1人で行ってしまいました。電車が動き出してもこんは戻ってきません。車掌さんがドアのところで見かけたと言います。

 

急いで行ってみると、こんがドアに尻尾を挟まれて立っていました。
「だいじょうぶ、だいじょうぶ、おべんとう、まだ あったかいよ」
2人はその場でお弁当を食べました。次の駅でドアが開くと、こんの尻尾はペチャンコに。車掌さんに包帯を巻いてもらいます。

 

とうとう、さきゅうまちに着きました。あきはちょっとだけ砂丘に行くと言います。あきにとって初めての砂丘です。

 

突然、犬が出てきて、こんの匂いをかぎました。
「あきちゃん、こわがらなくても だいじょうぶ、ぼくがついているからね」
そう言ったとたん、犬はこんをくわえて行ってしまします。

 

あきは犬の足跡を追っていくと、砂に埋もれたこんを見つけました。あきはこんを抱き上げます。
「こん、だいじょうぶ?」
「だいじょうぶ、だいじょうぶ」
「ほら、うみがみえるよ」
だいじょうぶ、だいじょうぶ

 

あきは、こんをおんぶして歩き出します。あきがこんに聞きます。
「おばあちゃんのうちは どこにあるの?」
だいじょうぶ、だいじょうぶ
こんはまた、そう言いました。

 

だんだん暗くなってきた道を、あきは家が並んでいる方へ進みます。
すると、むこうにおばあちゃんが立っているのを見つけました。
「おばあちゃん、こんを なおして!」
おばあちゃんは心配いらないと言って、あきとこんを抱きしめました。

 

あばあちゃんはこんの腕を直しました。尻尾を直すためにお風呂に入ろうとすると、こんは逃げ出しました。
「おふろだって!いやだ、いやだ、おふろなんかはいったことないもん」

 

結局、みんなでお風呂に入って、こんは出来たてのような立派なキツネに!そして次の日、こんとあきは家へ帰りました。

 

というストーリー。

スズメ
スズメ

感動チュン!!

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こんとあきの対象年齢とねらい

こんとあきの対象年齢と、この絵本にはどんなねらいがあるのかについて説明していきますね!

対象年齢

対象年齢は、読み聞かせは4才から、自分で読むなら小学校低学年からとなっています。

 

4才くらいから、あきに感情移入できる年齢なんでしょうね!お話も年齢が低い子どもには少し長すぎるかもしれません。集中して物語を楽しめるようになってから読むのがおすすめです。

 

旅を通して成長していくあきの姿から、作者の林明子さんは子どもたちに何を伝えたかったのでしょうか?こんとあきのねらいについて考えていきましょう。

思いやり

こんとあきを読んで、1番に最初に感じるのは「思いやり」ですね。

 

小さい子どもはどうしても自分が1番になりがちです。(それはいいことでもあるんですが)

 

一方で、幼稚園や保育園、小学校という社会の中に出て生活していくようになると思いやりについても考えていかなければなりません。

 

こんがあきを思う気持ち、あきがこんを思う気持ちが旅を通して伝わってくる内容の絵本。

 

どんなときでも、あきのことを考え気丈に振る舞うこんの姿に心を打たれます。

 

そして、そんなこんをおぶっておばあちゃんの家まで歩くあきを見て、子どもたちは誰かを思いやる気持ちを学んでいくでしょう。

物を大切にする心

あなたは、物が古くなったらどうしますか?

かずちか
かずちか

私は即、捨てますよ

世の中は、たくさんの物で溢れ、同じような物でも日々進化していきます。愛用している物が古くなったら、新しいバージョンの上位互換を買うというのが普通の考え方ですよね。

 

一方で、日本には付喪神(つくもがみ)といって、長年大切にされた物には魂が宿るとの考え方があります。(逆に捨てられた物に魂が宿り、害をもたらすとも言われる)

 

こういった逸話で、昔から物を大切にする心は語り継がれてきました。

 

物がたくさん溢れて、簡単に代わりがきく時代になるにつれ「全く同じものは2つとない」「物は大切にしよう」ということを教えるのが難しくなってきます。

 

こんとあきは、新しいものがすぐ手に入る時代に、物を大切にする心を教えてくれるんです。

かずちか
かずちか

「唯一無二」私の好きな言葉です

スズメ
スズメ

どの口が言ってるチュン!?

こんとあき 考察

私独自の視点でこんとあきを考察しました。絵本を読んで率直に感じた疑問は2つ。

  1. こんが喋ること
  2. あきが砂丘に行ったこと

この2つの疑問から、「こんとあき」を深堀りして考察しました。

こんはなぜ喋るのか?

まず、なぜこんが喋るのかという疑問から考え始めましたが全然答えが見つかりません。

無理やり「こんはあきの幻覚である」と仮説を立てて考えていましたが、衝撃のシーンを見つけてしまいました。

かずちか
かずちか

こん、弁当食ってるやん・・・!!

電車でお弁当を食べるシーンで、こんが一人前の弁当を食べているのを目の当たりにし、現実的に生きているということがわかってしまいました。

 

私は謎が迷宮入りして、思考停止に。

 

そんなとき、Twitterでブログのアドバイスをして頂いているさんずいさん(@sanzui_writer)がこんなことを言ってくれました。

こんとあきの表紙にファンタジーの住人が描かれているのは知ってる?これは疑問1へのヒントになるかも

なんか聞いたことあるけど、詳しくは知らなかったので調べてみました。

かずちか
かずちか

めっちゃいる!ファンタジーの住人!

思ったよりめちゃくちゃ住人がいます!これはこんが喋ってもおかしくない!だってファンタジーだから!

この駅は、ファンタジーの世界と現実の世界を結ぶ駅でもあるのかもしれませんね。

 

「なぜこんというぬいぐるみが喋るのか?」と言う疑問は深く考えなくていい気がしました。

おそらく、こんを作ったおばあちゃんが命を吹き込む系の魔法使いなんでしょう。なので「こんは生きている」ということを前提に考察を進めていきます。

あきはなぜ砂丘に行ったのか?

これ、すごく不思議なんですよね。

 

ぼろぼろのこんを直す旅に出て、早くおばあちゃんの家に行かないと行けない緊急事態のはずなのに、あきは砂丘へ寄り道をします。

 

「子どもだから好奇心が勝った」という人もいるかもしれませんが、「漏れそうだからトイレに行こうとコンビニに寄って、好きなお菓子を先に見る」ってことはないですよね?

 

あきの砂丘への寄り道には意味があるんです。

 

私はあきが砂丘へ行ったことを「こんへの依存からの卒業」と考えます。

 

そこまでの行動はすべてが“こん主体”で、あきの意思がない。つまり、あきはこんに完全に依存しているんです。

 

しかし、砂丘に行きたいと言ったあきは少しずつ自分の意思で歩き出したように見えます。この旅であきは、こんに依存した状態から自立へ向けて成長していたんです。

 

こんの「だいじょうぶ」という声がだんだん小さくなっていったのは、こんの命が危なかったという理由だけではなく、こんの「だいじょうぶ」をあきが必要としなくなったんじゃないかと考えました。

 

あきが砂丘に行ったのは、あきの自立を表す描写だったんです。

あきの自立とこんの役割の変化

あきが成長し自立すると、こんは“あかちゃんのおもり”という役割がなくなります。

 

「こんとあき」があきの自立への成長の物語だと考察すると、切っても切れないのがこんとの関係性です。

 

物語前半はこんがあきを守るという上下の関係でした。どんなに大変な状況でも、あきを気遣い気丈に振る舞うこんは、あきの心の支えであり、頼れる存在。旅に出る前の「わたしも つれてって」というセリフからも、あきがこんに頼っているのがわかりますね。

 

一方で、あきが自立すると“こんの必要性”がなくなってしまいます。これは“赤ちゃんのおもり”として作られたこんの宿命でもありますね。

 

しかし、こんはあきにとって大切な宝物。こんとあきがずっと一緒にいるためには役割を変化させる必要があるんです。

 

ここで、“おばあちゃんは命を吹き込む魔法使い説”が重要になってきます。こんを直すときに上下の関係から横の関係へと変えたんです。

 

横の繋がりには条件がありません。無条件で、お互いを信頼し、友と言う関係を築くことができます。友には条件がないため、ずっと一緒にいることができるんです。

 

絵本の中で、横の繋がりになったことがハッキリとわかるシーンがあります。こんがお風呂が嫌がった場面です。犬に砂丘の中に埋められた後でさえ、あきの前では大丈夫と言っていたこんが、お風呂に入るときに「嫌だ」と弱音を吐いたんです。

 

これは、あきの前で「頼れるこん」でいる必要がなくなったことを表す描写。お互いが本音で話すことができる友達という横の関係になった何よりの証拠です。

 

こんとあきは、お互いが大切で、切り離すことはできない存在。だから、おばあちゃんは“あきのおもり”から“友達”へと役割を変化させて生まれ変わらせたんでしょう。

 

「こんとあき」は、あきの自立とこんの役割の変化を表した旅の絵本なんです。

こんとあき あらすじ・感想まとめ

こんとあきはドキドキの大冒険で、ハッピーエンドの感動的な物語です。子どもはきっと感情移入して、本を読み終わる頃には少しだけ成長していることでしょう。

 

そして、大人が見ても楽しめる秘密や、考えさせられる部分があるのも確かです。表紙にどんなファンタジーのキャラクターがいるのかもぜひ探してみてくださいね!

 

「こんとあき」を読み聞かせて、思いやりと物を大切にすることを学び、絵本の中にどういう意味が込められているのかを子どもと考えても楽しいですよ!

 

林明子さんの傑作、「こんとあき」ぜひ読んでみてくださいね!

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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