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子供が誤飲したかも!?おもちゃを病院で取り出した体験談

育児の悩み

先日、1歳半の娘がおもちゃを誤飲して病院で治療を受けました。

 

私の誤飲に対する認識の甘さと油断が原因で、娘に苦しい思いをさせてしまったことに深く反省しました。

 

「子どもが何でも口に入れてしまう」子どもを持つ親なら誰でも経験したことのある悩みです。対策していない場合はもちろんですが、対策していたとしても誤飲はいつ起こってもおかしくないと思っています。

 

後悔や反省、治療が終わった安心感、子どもの可愛い寝顔、いろんな気持ちが私の心を支配して、入院した日は眠れませんでした。

 

今回のことは忘れてはいけないと思い、病室で治療が終わり子供が眠ったあとに、この日の誤飲についての詳細をメモに残していました。

 

インターネットで誤飲について調べると、「たかが誤飲」という認識の人も多いんですね。実際、子どもの誤飲体験はすごく怖いものでした。

 

「誤飲は怖い」と多くの人が認識し、いざというときどう対処すればいいのか知っておいて欲しい。そういう思いから、誤飲をしたかもしれないと思って病院に行き、自宅に帰るまでの流れを記事にしました。

 

ぜひ最後までお付き合いください。

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子供が誤飲したかも!?病院でおもちゃを取り出して入院

誤飲したかもしれないと思ったおもちゃはこちら↓

誤飲したプクプクシール

中に空気が入ったタイプのシールです。直径2cmもないくらい。これを飲み込み、首の下あたりに詰まっていました。

 

まずは、誤飲から家に帰るまでの流れを簡単に説明します。

  • 22時 誤飲
  • 23時 病院に着
  • 23時30分 受診
  • 0時30分 異物を確認
  • 1時30分 異物を除去
  • 9時30分 レントゲンで検査
  • 10時 飲食開始
  • 13時 退院、帰宅

誤飲してから病院に行き、12時間以上病院で過ごすことになりました。子どもは呼吸はできていて、病院までの移動中や検査の途中にも眠っていましたが、起きているときは咳き込んだり、嘔吐するときもあったので誤飲してからの3時間半はとても苦しかったと思います。

 

12時間で退院できたのは早いほうで、食道や喉を傷つけていたり、食事を取れなかったりする場合は入院が長引くこともあるそうです。

 

誤飲は本当に怖い事故で、小さな油断が命に関わることもあるんだと実感しました。

 

実際に誤飲してから退院までの状況を詳しく解説していきます。

万が一、誤飲した場合は絶対に無理に吐かせたり、何かを飲ませたりしないでください!誤飲したものが変に詰まってしまい、かえって危険な状況になることがあります!
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子供が誤飲したかもと思ってから受診まで

誤飲してから受診までの流れです。

 

妻はシャワー中で、私と長女(4歳)と次女(1歳半)の3人で部屋にいました。誤飲したのは次女です。次女が手に誤飲したシールを持っていたので、口に入れようとしてもすぐに対応できるように次女のすぐ後ろに私は座っていました。

 

もう寝る時間だったので、少し離れたとこにいた長女に少し大きい声で「トイレに行ってね」と言ったときに空気を飲むようなゴクッという音が聞こえました。次女が手に持っていたシールがなく、おそらく大きい声に驚いてシールを飲み込んだんだと判断しました。

 

そこから次女は咳き込み、嘔吐しましたがシールは出てきません。機嫌が戻ったので様子を見ていると、10分くらいしてまた咳き込んだり、吐いたりして泣き出しました。「これは病院に行かないとまずい」と思いすぐに夜間緊急受付に電話しました。

 

夜遅かったので、大きい病院しか開いていないとのこと。県立病院に予約をして受診することに。車で20分以上かかります。昼間だったにしても、喉の奥に詰まらせたものは大きい病院でしか取れないので県立病院に行くことになっていたと思います。

 

急いで準備をして、長女を妻にまかせ家を出ました。いつもと違う状況に長女も怖がっていてたので、長女への対応も考える必要があったと反省しています。次女は車では落ち着いた様子で、病院に着くまでは眠っていました。

 

病院に着いて問診表を記入、待合室で数分待っている間に2回ほど嘔吐。誤飲してから、ずっとよだれも出っ放しですごく心配でした。

受診の際に持っていくもの

バタバタしていて持って病院に向かうことになりますが、普段から外出や病院に持っていくものをまとめていたのでスムーズに家を出ることができました。ただ、入院までは考えてなくて準備が足りないものもありましたので、誤飲で万が一緊急で病院に向かうときに持っていくものをまとめました。

  • 母子手帳
  • 健康保険証
  • おくすりノート
  • 子どもの医療受給資格証
  • 誤飲したおもちゃと同じ物、または似ている物
  • オムツとおしりふき(多めに!)
  • 子供の着替え
  • 印鑑(なくても手続きできましたが念のため)
  • 財布、電話(充電器も!)

最低でも上記したものは全て持っていったほうがいいです。オムツは入院を予想していなかったためギリギリでした。

 

スマホは充電が夜中になくなり、妻との連絡が気軽に取れなくなって不便な状況に。充電が切れる直前に「治療が終わったので、もう大丈夫」「経過見るために1日入院して帰る」「朝、会社に休む連絡をお願い」と連絡しておきました。連絡が取れない間、妻にも心配をかけてしまいました。

 

今思うと病院内に公衆電話くらいあったと思いますが、そこまで考える余裕がないくらい次女のことで頭がいっぱいでした。

 

病院に持っていくものは普段からまとめておくことをオススメします。

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受診から治療まで

問診表を書いてから数分で診察室に呼ばれました。夜間で緊急の患者さんも多かったですが、診察までが思ったより早くて安心したのも束の間、ここから長い夜が始まります。

診察

誤飲は親の責任なので、まずは誤飲についての説明を先生にされます。大変なことになっているという自覚を親が持たないと、また誤飲をしてしまう可能性もありますからね。

 

診察では、変に責任逃れをしようとせず、ありのままの状況を説明しましょう!パニックだとは思いますが、病院に行くときに自分の中で情報を整理しておくとスムーズに診察が進みますよ。

誤飲したおもちゃを見つける

次に誤飲したものを取り除く前に、異物を見つけなければいけません。検査の間、次女もすごく怖がっていて申し訳ない気持ちでいっぱいでした。

  • 口の中を見る

最初は口の中を見られます。口の中にまだあったり、目視できるところに異物があるならすぐに除去できます。

  • レントゲン

次はレントゲンです。おもちゃはプラスチックであることが多いので、レントゲンで写らない場合もあります。

 

私の次女の場合も残念ながらレントゲンでは写りませんでしたので、リスクのある「CT」か「内視鏡」での検査をすることになりました。

  • CT

「CT」か「内視鏡」どちらもリスクがあることを説明されます。CTの場合はレントゲンよりもすごく多い被爆量があるとのこと。

 

リスクはあるとは言われていますが、原爆などの被爆とはまったく別物で、CTでの被爆による影響は統計を取っていないのではっきりはわからないんです。小さい子どもだし、10年後20年後にどれくらい影響がでるのか心配でしたが、今は誤飲したものを取り出すしかなかったので、承諾しました。

 

次女はCT検査の途中で熟睡。結果はCTで誤飲したおもちゃを見つけることができましたので、異物を取り除く準備に入りました。

  • 内視鏡

私がもしCTを拒否していたら全身麻酔をし、内視鏡で異物を探しながら除去するという方法になっていました。

 

CTで検査しても誤飲したおもちゃの場所によっては、内視鏡で除去しなければならないんですが、麻酔を使わないでいいならそっちのほうがいいと思いCTを選択しました。

 

今回の場合は、結果論ですがCT検査でよかったと思います。麻酔も使わず、誤飲したおもちゃの除去もスムーズにいきました。

誤飲したおもちゃの除去

誤飲したおもちゃの除去には2つの方法があると説明を受けました。「透視」「内視鏡」です。誤飲したものがどこにあるかで方法は変わってきます。

 

私の次女の場合は喉の下、鎖骨のあたりに誤飲したおもちゃがあり、「透視」で確認しながら除去できるかやってみるとのことでした。

 

↓バルーンのように先が膨らむ管を使って除去していくとのこと。

TVドラマで見るような感じで、ストレッチャーという台車で娘を手術室まで連れて行き、「お父さんはここでお待ちください」と言われ、手術室のドアが閉まり、ドアの上の文字が点灯します。治療中に、娘が起きたようですごく怖がったように泣いていました。私もこのとき、娘の気持ちを思うと涙が止まりませんでした。

 

5分もせずに、手術室から先生が出てきて誤飲したおもちゃが取り出せたと現物を見せてくれました。お礼を何度も言ってすぐ娘のもとへ。「頑張ったね」と声をかける私の顔を見ると、娘はピタッと泣きやみました。

 

誤飲してから3時間半、娘はとても苦しかったと思います。先生には感謝しかありません。結果的には全身麻酔を使わずに、誤飲したおもちゃを取り除けて本当によかったです。

入院から退院まで(入退院手続きと料金の精算)

「やっと帰れるね」と娘に話しかけていたら、病院の先生から「お父さん、今日は入院して経過を見ます。早ければ明日の昼ごろに退院できます」と言われ突然入院することに。

 

私は正直、誤飲したものを取ることしか考えていなくて入院すると思ってもみませんでした。その先まで考える余裕なんてありませんでしたし。

 

翌日の仕事は休んで付き添うことになります。病室に移り、やっとオムツを交換することができました。

 

治療が終わってからは、娘はケロっとしていて「ぞーさん、ぞーさん」とおしゃべりをしていました。3時から8時までの5時間、しっかり寝てくれて一安心。その間に入院手続きの書類の記入し、今回の誤飲のことを妻に詳しく伝えるため詳しい流れをメモしました。

 

血の混じったよだれが出たら教えてと言われていましたが、治療後よだれは出ませんでした。(おそらく喉をケガしていないかの確認のためだと思います。)

 

朝9時にレントゲンでもう一度検査し、OKが出たら食事です。まずは水から、そのあと食べやすいヨーグルトなどをあげます。私のパンも欲しがったので、少し分けて一緒に食べました。

 

12時頃に「大丈夫そうなので退院しましょう」と先生に言われ、退院できました。ここから退院手続きや支払いがあるのでもう少し時間がかかります。

 

今回の医療にかかったお金の総額は駐車場代も含め、1100円でした。子どもの医療費は本当に安くて助かりますね。「子どもの医療受給資格証」の重要さを実感しました。

家庭で誤飲を防ぐ工夫を

誤飲を防ぐために、家庭で子どもの成長に合わせて誤飲の対策をしないといけません。誤飲を完全に対策するのは難しいかもしれませんが、親は子どものためにできるかぎりのことをする必要があります。

 

1番の対策は子どもの口にスッポリ入ってしまうものを子どもの手の届くところに置かないということです。

 

「子どもが何でも口に入れることに対して親が慣れすぎない」というのも油断しないために必要な心構えです。誰も子どもが苦しむ姿を見たくないですよね。

 

誤飲は一瞬の出来事です。目を離さないように気を引き締めて育児する必要があると改めて実感しました。

子供が誤飲したかもと思ったら、状況に合わせた正しい判断を!

子供が誤飲したかも!?と思う状況は2つのパターンがあります。

  1. 物がなくなってる
  2. 子どもの様子がおかしい

私の場合は両方でした。

 

物がなくなっていて、子どもの様子がいつもと変わりないなら緊急の誤飲ではないと判断できます。まずは様子を見て大丈夫でしょう。異の中まで異物が落ちていれば、胃の中はものすごい酸性なので、角が取れて排泄物と一緒に出てくる可能性が高いです。

 

ただし、なくなった物が電池なら危険です!すぐに病院へ!命に関わるケースもあります!

 

誤飲をして子どもの様子がおかしいなら緊急ですので、すぐに病院を受診しましょう。激しく泣いたり、咳き込んだり、嘔吐するような場合は迷わずに病院に行くべきです。

 

誤飲をしてしまったら、そのときの状況に合わせて正しい判断をしてください。

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