4歳の娘に「今日は動物園楽しかったねー!」と言うと「楽しくなかった」というふうに、反対の言葉が返ってくるようになりました。あまのじゃくな時期の到来です。
さすがに腹立ちますねー!
カッとなったらだめチュン!
「性格が曲がっちゃった!?」「育て方のせい!?」と心配したり、自分を責める必要はありませんよ!
何でも反対のことを言われると親もイライラしたりしますが、あまのじゃくや親への反抗も子供の成長の証。
子どもと正面から向き合い、子どもと一緒にツライあまのじゃくな時期を乗り越えていきましょう!
この記事はこんな人に読んでほしい↓
- あまのじゃくな子供の原因を知りたい人
- あまのじゃくな子供への対応を知りたい人
- これから子供があまのじゃくになるかもしれないから予習しておきたい人
子供の反抗的な態度に手を焼いている人はぜひ参考にしてくださいね!
あまのじゃくな子供の原因は「子供の心の成長」!
あまのじゃくの時期はだいたい3歳~5歳くらいにやってきます。(もちろん個人差はありますが)
子供はただ親へ反抗したり、わがままを言っているわけではありません。
一生懸命「自分」を探しているんです。人の意見に左右されず、自分の中から出た自分だけの考えを探しているんです。
親の意見への反発は、子どもが「自立」しようとしている証。
親は子供の言葉によって嫌な思いをたくさんすることになるかもしれませんが、親も小さいころに同じようにあまのじゃくで自分の親を困らせてきたはずです。
子どものあまのじゃくは誰が悪いわけではありません。「子どもの自立」というポジティブな成長の過程なんです。
子供も必死に自分と戦ってるんだな…!
反抗的でも一緒に成長していかないといけないチュンね!
あまのじゃくを乗り越えたとき、親子はもっと仲良くなれるゾー!
あまのじゃくな子どもへの3つの対応!
あまのじゃくな子どもの対応は非常に難しいです。親が何かを言おうとしても、食い気味に反発してきますからね。会話にならないことが多く、つい大きな声で叱りつけてしまうこともあるかもしれません。
あまのじゃくな子どもへの対応で意識することは「スルー」「1つの物事に複数の見え方があることを教える」「ブレない親の意見」の3つです。
スルー or 視点をズラす
完全に無視するわけではありません。子どもが言ったことに対して「なんだとこのやろー!」と感情的にならないで、冷静に対応しましょう。
親だって人間ですから、これが1番むずかしいかも知れません。でも、正面からぶつかっても子どもはあまのじゃくパワーで押し切ってきます!
場の雰囲気を悪くするような子どもの発言も、1回「そうなんだ」と認めてスルーしてみましょう。親の反応が薄いと子どもは反抗する気もなくなっていきます。(反応が薄いことに反抗するタイプのあまのじゃくもいるようですが・・・)
スルースキルには自信があるよ!
また、「激しく絡んできてスルーとかできないよ」って場合もありますよね?
そういう時は、例えば絵本を読み聞かせるなどして、親に向かっている視点を他のものにズラしてあげるといいかもしれません。
あまのじゃくの子供に、真正面から戦いを挑んで消耗したくない人は、とりあえずこの対策で嵐が過ぎるのを待ちましょう。
特におすすめなのが「よのなかルールブック」や「おやくそくえほん」を一緒に読むことです。子供と意識や決まり事を共有するのにうってつけですよー!
幼児には、どっちかと言えば「おやくそくえほん」が良いかもです
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1つの物事に複数の見え方があることを教える
教えると言っても「いいか?物事にはな・・・」と説教くさく教えるのではなく、会話の中でさりげなく伝えていきます。
最初にお話した私の動物園の帰りの会話で「今日動物園楽しかったねー!」と言った私の言葉。普通の会話だと思いますが、私のフワッとした感想で、子供に「YES」を強要してたように思えました。
この場合、「ライオンは寝ててつまんなかったけど、キリンは大きくて可愛かったね!」と動物園という1つのものに対して楽しかったこと、つまらなかったことなど、いろんな意見があったことを親が伝えるのが大切です。
情報量がいっぱいある中で、自分のたくさんの感情を「たくさんの感情」のまま消化させていいんだということを会話を通して教えましょう。
ブレない親の意見
「楽しかったね」に対して「楽しくなかった」と言われると「じゃあパパも楽しくなかった」とか言っちゃいそうになるんですよね。
でも、親はブレないでください。自分の意見を曲げて他人の意見に合わせることが正しいと解釈してしまいますよ。
私は子どもに「お父さん嫌い!」と言われても「お父さんは〇〇のこと好きだよ」って言うようにしています。
ドッシリ構えることが大切だゾー
あまのじゃくな子供をきつく叱りつけるのはNG
子どもがあまりに言うことを聞かないと、きつく叱りつけてしまいがちです。たまに度が過ぎるときに叱るのはしかたがないかもしれません。
あまのじゃくや反抗を毎回きつくしかっていると、子どもはまわりの顔色をうかがうようになり、自分の意見を言うことが怖くなってしまいます。
カッとなってしまったときは、1回深呼吸してくださいね。
また、「嫌われる勇気」というベストセラーの本では、育児において「叱る」ことも「褒める」こともやってはいけないというアドラー心理学について書いてありました。叱り方や褒め方に悩んでいる方は、1つの例として参考になりますよ。
あまのじゃくな子供の原因と対応を知って親子で乗り越えよう!
今回あげた3つの対応をとっても、まだまだあまのじゃくな子どもの反抗は続くかと思います。まわりの人やお友達に嫌な思いをさせてしまうんじゃないか、性格が悪くなるような育て方をしたんじゃないかと心配にもなりますよね。
親がそういうふうに悩むと同時に、子ども本人だってうまく自分を表現できず、不安で苦しんでいるんじゃないでしょうか!?
子どもが「1人の人間」として自立しようと成長している大切な時期が「あまのじゃく」です。
ただ叱りつけてこの時期を過ごすのではなく、親子一緒に協力して、あまのじゃくを乗り越えていきたいですね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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